ザリガニワークスさん

ザリガニワークスさんへの一問一答

Qアイディア系クリエイターになったきっかけを教えてください。

武笠:
1997年からデザインフェスタに出展したのがきっかけです。お客さんと直接話せて、その場でウケるのが楽しくてやめられなくなりました。

坂本:
グラフィックデザインを学んできて、仕事もゲーム業界でしたので、ずっと二次元の世界を中心に作品を作ってきました。そんな中、当時一人でやっていた武笠の活動を見ていて、現実に直接関与するものつくりが面白そうだなと思い自分も参加するようになりました。

Q出身県はどこですか?

武笠:
神奈川県です。

坂本:
東京です。とはいえ何もない小平という土地で、中央線のサブカル風と西武線の埼玉風に吹かれながらのんびり育ちました。

Q子供の時影響をうけたエンタメ(アニメ、ゲーム、おもちゃなど)は何ですか?

武笠:
ロボダッチ/タツノコアニメ/プラモ狂四郎/オモロイド/ゲームウォッチ/スネークキューブ/ガチャガチャ/タマゴラス/メカ生体ゾイド/ギャグメイト/チョロQ/キン肉マン・・キリがないのでこの辺で。

坂本:
とても絞り切れないですが、70年代当時のアメリカ文化と、その後半からのオタク文化の盛り上がり、あの空気の影響は今でも強烈に残っています。あとはもう当時の子供のエンタメは何でも端から貪り食ってました。

Q好きな飲み物は何ですか?

武笠:
コーヒー/炭酸水

坂本:
自称紅茶党なんですが、コーヒーの方が味に拘りがないのでコーヒーばかり飲んでます。あとはお酒。最近は日本酒や赤ワインが好きです。量は全然飲めないんですが。

Q小さい頃や学生時代など、この仕事以外に憧れた職業はありますか?

武笠:
ミュージシャン

坂本:
役者にはずっと憧れがあります。あとはダムの職員とか。業務内容全然知らないんですが…

Qカラオケで一番得意な歌はありますか?

武笠:
Paradise City(Guns N’ Roses)

坂本:
キス・ザ・ガール(リトル・マーメイド日本語版)

Q一番苦手な仕事は何ですか?

武笠:
決まったことを(アレンジNGで)やる仕事

坂本:
プライベートで夜ふかしできない仕事。

Q自分がこれまで手掛けた商品やプロジェクトの中で、特にお気に入りのものは何ですか。簡単な理由も教えて下さい。

武笠:
「コレジャナイロボ」
一見バカバカしいのに情報や情感を多く孕んでいるところ。
「サルゴリラチンパンジー♪」
お茶の間に楽しさを直球で投げることができたと思っていて、それが嬉しいです。

坂本:
「コレジャナイロボ」
長いつきあいで、色々と面白い仕事をさせてもらって、弊社の三人目みたいな存在です。
「ザリガニワークスのスーパートイ工房」
TV Bros.での連載でした。超玩具と銘打った作品を作って連載していたのですが、販売を前提としていないならではの自由なものづくりが楽しかったです。テキストを打つ仕事も好きなので、そこも気に入っていたところ。こちらは「超玩具発想法」という本にもなっているので、皆様ご興味あれば是非。

Qこの世のアイディア商品で特に好きなものを教えてください。

武笠:
アイディア商品とは違うかもしれませんが、マーヴィン・ミンスキー氏が1952年に考案したと言われる通称「useless machine(役に立たない機械)」が最高に好きです。

坂本:
王様のアイディアにもあったものでは、衝突球(ニュートンのゆりかご)やバランスアートみたいなものが好きです。

Q好きなクリエイターはいますか?(ジャンルは何でも)

武笠:
明和電機/佐藤可士和/現代美術二等兵/乙幡啓子/林雄二/シソンヌ/バンクシー/スペースインベーダー/岡本太郎/鳥山明/ちばてつや・・キリがないのでこの辺で。

坂本:
好きではまたキリがないので、ちょっと変わったシンパシーみたいなものを感じる人で言うとAR三兄弟・川田十夢さん。技術を人にとって鉛筆くらい当たり前のものにする、みたいなのは技術者誰もが目指すものかもしれないですが、その狙う角度がなんとなく可笑しいんですよね。漫画っぽいというか、ちゃぶ台が似合うような感じ。

Q普段、商品やものづくりのアイディアをどうやって考えていますか?

武笠:
逆説発想法、俯瞰発想法、超真面目発想法など

坂本:
ペルソナマーケティングという言葉を知る前から、なんとなくそれをずっと我流でやってきた感じです。役作りみたいにして自分が誰かになりきって、欲しい刺激や共感できるものの言われ方ってどんなかなと想いを廻らせる感じで。

Qどんなときにアイディアをよく思いつきますか?

武笠:
お風呂でぼんやり/坂本とのブレスト、雑談/一人でうんうん考えている時

坂本:
人のアイディアを膨らませたり鋭くしたりの方が得意なので、やはり武笠と話している時。あとは全く関係ない、散歩や電車待ちみたいな時にカチャッと歯車がハマるような事はありますね。

王様のアイディアに一言お願いします。

武笠:
子どもの頃「王様のアイディア」に行くと必ず新しい出会いがありワクワクしておりました。これからこのサイトがどのようになっていくのかと思うとあの頃のワクワクを思い出します。

坂本:
「王様のアイディア」というと、とにかく僕はキャプションを読むのが大好きでした。遊びに来て、読むだけでも楽しかった。この度復活されるサイトも「ただの売り場じゃない」ということで、とても楽しみにしております。これまでの楽しさにネットや現代ならではの新しい広がりも加わって、皆にとって広く面白い遊び場になるといいなと思っております。